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侵食されている 意識が 混濁になって そして そして あ な た は ・ ・ ・ ? erosion あのモルドレッドがいきなり落ちた。 いきなり活動を停止した。 こんなこと初めてだった。 「モルドレッドのカバーに入る!!」 そう無線で伝え降り立つ。 急いでアーニャに無線を切り替えた。 「アーニャッ!!応答しろ、アーニャッ!!!!」 返事はない。 脳裏によぎる最悪の結果。 「くそッ!!!」 本部に連絡を入れる。 本当は今すぐにでも安否を確認したいが こんな戦場のど真ん中でできるわけがない。 「モルドレッドパイロットから応答がない。  このままモルドレッドを回収して帰還する!!」 『Yes, my load』 その言葉が聞こえる前にモルドレッドを掴む。 重装甲の機体はスピード重視のトリスタンには厳しかったが なんとか離脱して、戻ることができた。 モルドレッドを置いて、 トリスタンの動力を切る。 次の瞬間にはハッチを開けて飛びだした。 既にそこには救助班も来ていた。 一番にモルドレッドのハッチを手動であける。 「アーニャッ!!!!!」 そこで見たのは意識を失って、 操縦席に座るアーニャだった。 すぐに固定のベルトを外し、 脈を確認する。 脈は通常通りで、呼吸も一定。 「アーニャッ!!起きろ!!!」 ただ何度呼んでも意識が回復しない。 頭を強打した可能性を考え、 頭をなるべく動かさないように、 横抱きにする。 狭いコックピットを出ると 既に担架が運ばれていた。 その場にいた医療班に脈の事などを告げている間に 彼女は運ばれていった。 もうはいってこないで もうわたしをおかさないで 白濁した世界で私は怯えている。 無と白と沈黙の世界。 長い髪の女が私の精神を犯していく。 彼女は私の過去を見つめてくる。 くろかみのしょうねん るるーしゅ ねぇ どうして かれのきおくをしんしょくするの? やめて やめて みないで 『そういう・・こと・・だったのか・・・』 いやぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ ほろりとひとすじのなみだがこぼれて 「やめて!!!やめて!!!!入ってこないで!!!!!」 「あ、アーニャ!!?オイ!!」 「いや!!!彼は死んだの!!!!  やめろ!!!!やめてぇぇぇえええええええええええ」 「アーニャ!!!!!!!!!落ちつけ!!!!!!!!!!!」 肩を掴まれる。 「いやだ!!!もうはいってこないで!!!  わたしにはいらないで!!!!!!!!!!!」 「アーニャッ!!!俺を見ろッ!!!!アーニャッ!!!!!」 顔の前に真剣な蒼が二つ。 やっと、意識がクリアになっていく。 「・・ジ・・・ノ・・・」 「アーニャ、大丈夫か・・?」 わけがわからず涙が頬を流れ落ちていく。 「ここは・・?」 「医務室。  お前は黒の騎士団のナイトメアとやりあって」 「あ・・・」 「思いだしたか?」 パズルのように組み合わされて再構築されていく 記憶のかけら。 同時に広がる白い潔癖な世界。 「私・・どれくらい意識・・失ってた?」 「・・丸一日」 ただおかしいのはしおみずがとまらない 「アーニャ・・」 ジノがハンカチを差し出した。 「え・・?」 「・・涙」 「・・ないてる?」 「ああ」 それを受け取って頬にあてれば 涙の染みができた。 「・・どうした・・?  何があったんだよ・・・」 「なにかが・・入ってきた」 「入ってきた?」 「モルドレッドであのナイトメアと接触して  そしたら頭の中に入ってきて  真白な世界で女の声がした」 「長い髪の女」 「女は私の過去を・・・」 「・・過去?」 ジノがよくわからないといった顔で見つめる。 「・・・殿下がいた。  あの人は死んだはずなのに。  どうして・・?」 「・・殿下?誰の事だよ・・」 「・・・・あの人の記憶を侵食して」 「『そういうことだったのか』って・・・」 その時、スザクが入ってきた。 息を荒くして。 「大丈夫、アーニャ!!?」 「スザク・・」 「よかった・・。  もう一日も意識を失うなんて心配したよ・・」 「・・スザク、あのパイロットはいいのか?」 「彼女ならちゃんと勾留してある。  見張りもついているし」 そう言いながらスザクはジノが座っていた椅子の隣の椅子に座る。 「スザク・・?」 「どうしたの?アーニャ」 揺れる紅い瞳。 「アシュフォードの学園祭で・・・」 「え・・・?」 「黒髪の貴方の友達」 「・・ルルーシュの事?  どうして・・今・・彼の事なんか」 「ルルーシュ・・・」 「・・・アーニャ?」 ジノとスザクが不思議そうに見つめた。 「ルルーシュ・・なんていうの・・下の名前・・」 「え・・ランぺルージだよ。  ルルーシュ・ランぺルージ」 よかった かれはちがう かれはあのひとににているただのたにん あのひとはもういないはずなのに どうして どうして 「スザク」 「ん?」 「ともだちは・・殿下じゃ・・ない・・?」 「・・殿下?」 急激に侵食するのは眠気。 堕ちる寸前に呟いた。 「・・・ルルーシュ・・殿下・・・  だって・・あのかた・・は・・もう・・いない・・のに」 アーニャが寝息を立て始めたと同時に いっきにスザクの顔色が変わっていく。 逆にジノは全く意味が分からないといった顔だ。 「・・何言ってんだよ、アーニャ。  そんな名前の皇族は・・・」 「・・アーニャ、君、一体何を知っているんだ」 ぽつりと呟いた。 「・・・スザク・・?」 「・・・何故君は・・・彼を・・知っているんだ・・・・?」 「・・おい、スザク。どういうこと・・・?」 「・・ごめん。ジノ・・これは言えない」 いきなり顔色を変えたスザクは ジノに顔を向けた。 「・・アーニャ、他になんか言ってた?」 「え?あ、なんか意味わからねぇことばっかり・・・。  長い髪の女が頭の中に入ってただとか・・」 「・・・な・・んだって」 「スザク・・・?」 彼は立ち上がって、アーニャの顔の横あたりに立った。 優しく髪を撫でる。 「・・・あのナイトメアは・・魔女・・・」 「スザク・・おい・・お前さっきから・・」 「・・アーニャ・・君は・・・何があったんだ・・?」 彼女は眠る。 侵食された嘯く世界の上を歩く夢に堕ちながら