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(微エロな上にジノが変態です。  かなり危ない変態です。  それでも許せるならどうぞ) はじめてあいしたんだ だからこのきもちをつたえるのが こわくてこわくてたまらないんだ awkward life 胸の上に違和感を感じて目が覚めた。 胸元を見れば金色が見えた。 どういうことだろう。 私は一人で寝たはずで。 念のため一応部屋を見渡せば、 やっぱりここは私の部屋だった。 けれどもやっぱり私の胸に金が 埋まっている。 確かに鍵はかけた。 だが彼はこの部屋の合鍵をもっているから 別に入れるわけだが。 服に乱れはなく 彼は私のネグリジェの上から 胸の上に頭を置いているみたいだった。 どうしたらいいかわからず ただ黙っていた。 「アーニャ」 「すきだよ」 彼と恋仲になった覚えはない。 彼に夜中にいきなり部屋に来られたこともない。 だからどうしたらいいかわからず、 私は寝たふりをしながら 今の言葉を脳内で反芻した。 「愛してるんだ」 告白。 まるで教会で行う懺悔のような 心なしか彼の声は泣き声のように聞こえた。 「はは・・・俺っていつからこんな危ないやつになったのかな」 「こんなことバレたら大問題だな・・・・」 自嘲した彼は辛そうに笑った。 俯いたまま。 確かに彼の言うとおりだ。 私が誰かに彼が夜中部屋に侵入し私の上に乗っていたなんて言えば 彼は位も名誉も、名家の息子としての立場も失うだろう。 おまけに窓が開いている。 床に転がったティッシュの箱。 彼は普通に服を着ていて、私の服に乱れがないということから 彼が一人で何をしていたかくらい私にだってわかった。 ただ意味がわからなかった。 彼なら無理矢理私の服を脱がして、 欲望のままに身体を貫くことだってできただろう。 それ以前に彼ならもっといい体つきの女のところへいって その女を抱いたらいいだろう。 どうしてわたしにすきだなんていうの? どうしてわたしにあいしてるなんてささやくの? そんなにくるしそうに そんなにいとしそうに そんなになきそうに そんなにそんなに そんなに 「アーニャ」 「俺を嫌いにならないで」 「好きにならなくてもいいから」 「愛してくれなくてもいいから」 「俺を・・・嫌いにならないで」 「愛してるから」 「嫌われるのが、たまらなく怖いんだ」 胸元にほろりと雫が落ちたのが見えた。 笑ってばかりの彼が泣くという事が信じられなかった。 初めて笑顔の下の脆さを知った気がした。 優しくその金を撫でると びくりと一瞬震えた。 「・・・・アーニャ・・・?」 恐る恐る上がった顔が、 辛そうな蒼の視線が私の視線と絡まった。 「ジノ」 彼は私から視線を逸らさなかった。 何かを覚悟したのだろうか。 それはきっと軽蔑、侮蔑、罵倒 そのような類。 だけど私はそんなこと全然思ってはいない。 でも彼の瞳は怯えているようで。 彼はただ一言。 「ごめん」 そう言って退こうとした。 私はその脆すぎる笑みに 「ジノ」 彼を 「いいよ」 世界で 「嫌いじゃないから」 一番 「泣いていいよ」 愛してると再認識する 彼は驚いたように私を見た。 私は彼にむかって両手を広げた。 彼は苦しいぐらいに私を抱き締めた。 私も抱きしめ返して、優しくその頭を撫でた。 「・・・アーニャ」 「ん・・?」 「あいしてるんだ」 「・・・そう」 「おまえがいなきゃだめなんだ」 「・・・・・」 「おれのこと あいして」 小さく涙を流した。 大人ぶった仮面の下に隠した寂しがり屋は 私だって同じだったのに。 夜くらい稚拙な子供でいたっていいじゃないか だってわたしたちは ぶきようないきもので 「・・・ばか」 ぶきようだからこそ いとしいんだよね 「ずっと あいしてる」 「じのに」 「いわなかっただけ」 足りなかった何かを補うように 深い口付けをした。 何度も何度も。 二人とも素直に愛を言えなかっただけ 二人とも素直に寂しいと言えなかっただけ かみさま わたしたちはぶきようなないきものです でも あなたがどうしてわたしたちをそうつくったのか わたしはしっています それは たったひとりの わたしだけの ぶきようなひとを あいするため