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(とんだパロディシリーズ。全力でウケ狙いのギャグ。  御隣さん大学生ジノ×大学生同人作家アーニャ。  アーニャがとんだ腐女子。っていうかもうこれ酷すぐる) 「あ」 ありえない。データが吹っ飛んだ。 「・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!」 とりあえずバックアップを探したが見つからない。 ありえない・・・!今週中に入稿しなきゃ・・ ・・新刊落とす・・・! 「ああああああああああ!もうっ!!!!!」 絶叫した後に気づいた。 今は深夜二時。さすがに騒音で怒られるかもしれない。 一瞬頭を過ったのは御隣の金髪の少年。 おそるおそる大音量の流れるイヤホンをとる。 どうも怒るような声なんかは聞こえない。 だが念のため 彼の部屋の方の壁に耳を寄せると 『ああっ!いやっ、あ、あもうだめえっ』 前言撤回。 私はイヤホンを抜いてBGMを思いっきり大音量で 原稿のやり直しにかかった。 Lily 結局キリのいいところまで描けて寝たのが4時過ぎ。 数時間の睡眠で起きて、講義のために部屋を出た。 「あ、おはよう」 ふと声を掛けられた。 御隣の少年が鍵を掛けていた。 「・・おはようございます」 「寝不足?大丈夫?なんか昨日の夜中音楽聞いていたみたいだけど」 「・・・そちらこそ寝不足なんじゃないんですか?」 「へ?」 私はそれだけ言って階段を下りた。 ・・・リア充には興味がわかない。 とりあえず、ワンコ攻めタイプと見た。 「あ、アーニャさん、おはようございます」 「おはよう・・ナナリー」 「あら・・寝不足ですか?」 「・・大丈夫・・ちょっと最近ねつけなくて」 「・・あんまり無理をしないでくださいね?」 「・・・うん、有難う」 授業が始まって20分後、私は見事夢の中にいた。 私はいわゆるオタクと言われる人種だけれど 絶対それを人にはバレたくなくって。 まぁこんなふうになってしまったのは この大人しすぎる性格に問題もあるのだけれど。 このことはナナリーでさえ知らない。 今活動してるのはコード●アスっていうアニメ。 凄く感動して、気づいたら全財産つぎ込みかけている。 特に主人公とその幼馴染は本当に切なくて・・・萌え。 なんてことを考えながら 家に帰って、パソコンを開いた時だった。 家のチャイムが鳴った。 「・・・はい」 「すいません、宅配なんですけど・・」 なんだろう。最近何か通販で買ったりなんかもしてないし・・。 「御隣さんの荷物なんですが、預かってもらえませんかね・・?」 「・・は・・はぁ・・。・・わかり・・ました」 何か小さな段ボールが一つ。 宅配の人から預かって、宅配の人は帰っていった。 「・・・Miturinだ・・」 見知った通販会社の名前の入った段ボール。 中身は気になったけれど 勝手にあけるわけにもいかないので、放置。 数時間したら隣からドアのしまる音。 既に8時。 あまり遅くならないうちに渡さないと。 そう思って、彼の部屋のインターホンを押した。 「はーい」 ひょっこり出てきた三つ編みに金髪の男の子。 ルックスはいい。・・・・若干コード●アスのキャラクターに似ている。 「あれ・・えーっと」 「・・留守だったみたいで、宅配預かったんです」 「ほんと!?有難う」 私は『Miturin』の名前入りの段ボール箱を彼に渡した。 「えーっと・・名前は・・」 「・・アーニャ。アーニャ・アールストレイム。  アッシュフォード大学の1年。工学部」 「俺はジノ。ジノ・ヴァインベルグ。三年で俺も工学だよ!  宜しくな!」 私はやけにテンションの高いジノと言う名のイケメンリア充に 一つ頷いた。 「それじゃ・・」 「あ、あのさ!」 「・・・?」 「・・一緒に・・ご飯でも・・どう?ほら、お礼に・・・」 「・・彼女いないんですか?今日」 「は?」 ぽろっと口から出た言葉にはっと口を手で覆った。 「俺、彼女いないけど」 「・・・・え?」 「どうして、彼女いると思ったの・・?」 「・・・だって・・・昨日・・」 「・・昨日?」 「・・・・・なんでもない」 「・・・?」 どうやら大音量でAVでも流していたのだろう。 男なんてみんなこうなのだ。 「で・・ご飯は?  今帰ってきたばかりで今から作るけど・・・」 「・・・・・・・・・・・もう食べた」 「・・あはは・・・そっか・・・」 「・・いる?」 「へ?」 「・・今日・・シチュー作ったんだけど・・余ったから。・・いる?」 「え・・いいの?」 もう一つ頷いた。 彼の部屋に鍋を持って行って、温める。 間取りは私とほぼ同じだった。 「おいしい!有難う、アーニャ」 もぐもぐとシチューを食べているジノ。 私は彼の前でジュースを飲んでいる。 が、脳内は 『・・これっておいしいシチュなんじゃ・・シチューだけに』 とか一人で寒いことを考えていた。 隣の家のワンコ攻めっぽい男のところに 遊びに行く。 手作りのご飯を食べて・・話して・・そして・・ 『実は俺・・ずっと君のこと・・気になってたんだ・・・!』 『え・・・!』 『・・今夜は・・ずっと一緒にいてくれないか・・・?』 そしてめくるめく夜へ・・・。 なんで男に生まれなかった・・・私! 受け顔の男に!何故生まれなかった! 脳内での妄想に内心にやにやしながら 出されたクッキーを無表情で齧った。 「ねぇ・・アーニャ」 「何?」 「・・俺といて・・つまんない?」 「・・そんなことない」 寧ろ楽しい。会話は面白いし・・意外にいい人だし・・。 顔は萌えだし。(ここ重要) そう言えば彼はふっと笑って、少し頬を染めて 「そっか・・」 そう言った。 可愛いなって・・思った。 (なるほど。これは受けでもおいしい) 「俺さ・・」 「?」 「ずっとアーニャのこと気になってたんだ」 へ・・・? 「隣の部屋にアーニャが引っ越してきた日  アーニャの事見て・・『可愛い子だなぁ』って思って・・  ずっと話しかけたいなって・・・思ってて・・」 「・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・俺さ、・・・アーニャのこと・・・」 「すきだよ」 信じられない突然の告白に 固まった。 彼が立ちあがって、近づいてきた。 そっと手を取られて。 力に従って、椅子の隣に立つ。 抱きしめられた。 けれど不思議と嫌な気がしない。 (・・萌えだから?本当に?) 青い瞳が私を見つめて そっとそれが閉じられて 私は目を瞑った。 柔らかいものが触れた瞬間。 とくりと胸が高鳴った。 「・・いやじゃ・・ない・・・?」 「・・・別に・・・いやじゃない・・」 「俺と・・付き合って・・・?」 「・・・・・・・・・・・うん」 「ほんと!?」 「・・・うん」 彼が無邪気すぎて断れなかった。 というか本当はずっと気になってた気がする。 御隣のワンコ攻めリア充。 本当は学校で見かけるたびに 目が追ってたのだから。 ただぎゅっときつく楽しそうに抱きしめられた時 肩口でぼそっと呟いた。 「・・男だったらよかったのに」 「・・・は?」 「・・・・なんでもない」 彼とつきあいだして一ヶ月。 彼の部屋に行くようになって 聞いてみた。あの日の荷物の中身はなんだったのかと。 「内緒・・」 でも彼がお風呂に入ってる間にこっそり見たら。 美少女系エロゲだった。 しかもロリ系。 彼がお風呂から上がるまで後約20分。 それはカミングアウトまでの執行猶予。