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(ひどいパラレル アーニャが娼婦です。  ユフィは死んでません) みゃーと一鳴き 男も恋も嘘も 安い安い red cat ブリタニアという国。 一見平和そうに見えても 貧困層にはびこる人身売買。 国内最大の猥界 グロリア 国が認める公認娼婦と非公認娼婦が入り乱れる街。 きらびやかなネオン、女の顔、店主の媚びる表情。 ここに来るのは3回目。 その度に違う女と寝た。 だが、通うほどの女はいなかった。 本当はスザクを誘ったのだが。 『僕、ユフィ一筋だから』 と断られた。 「おや、ヴァインベルグ家の坊ちゃんじゃないですか」 「はぁ・・」 バーでウィスキーを飲んでいれば、 このグロリアの総締めがやってきた。 つけられていたのかもとぼんやり思ったが まあいい。 「今日は娼婦はまだ買ってないと」 「ああ」 「どうやら前の女は気に入らなかったようですね」 「ぐっときましたけどね・・なーんか違うんですよねー」 「そうですか・・・えっと・・坊ちゃんにはここの三大娼婦の二人をご紹介しましたから  ・・あと一人ご紹介してないんですよ」 「三大娼婦?」 「ええ、ここで稼いでるトップ三人の娼婦です。  ・・・実は最も稼ぐ娼婦をまだご紹介してないんです」 「・・・は?」 普通はその娼婦を一番最初に紹介すべきじゃないだろうか・・。 そう言おうとして彼は俺の言葉を遮った。 「その娼婦・・アーニャはですね・・ちょっと気まぐれな者でして」 「・・・?」 「お客を選ぶといいますか・・・」 「客を選ぶ・・?それでトップに・・・?」 「気まぐれな女でして、一日中客を取らない時もあれば  一日に何度もいろんな客に買われたり、  ・・・ついたあだ名が『紅目の猫』」 「猫?」 「・・・・行ってみますか?」 俺はその時好奇心をそそられた。 案の定男は楽しそうな顔をしていた。 「いいですよ。連れてってください」 「かしこまりました」 男と一緒にバーを出て、彼女の娼館に向かう。 歩きながら男に聞いた。 「紅目というのは多分瞳が赤いからでしょうが、  猫というのは?」 「ああ、理由は二つあるんですよ」 「一つは彼女が何匹も猫を飼っていること」 「もう一つは彼女自身が『ねこ』だから」 「ねこ・・・?」 「ああ、ねこはねこでも、動物の猫じゃなくて。  寝る子供とかいて『寝子』ですよ」 「・・・?」 「・・・稚児の事です。  彼女は六つの頃からここで働いているんですよ」 「六歳!!?」 「といっても、男と夜を共にしだしたのは規定通り12歳です。  それまでの6年は一緒に寝たりキスをしたりとそれくらいですよ」 「そうなんですか・・」 「彼女の稚児時代の客の多さは今までの比じゃなかった。    客は毎日のように彼女と遊びをしたりしてましたかね・・。  今でも稚児時代にお相手したお客様がやってきますし」 そんなことを話していると、街の中心の一番大きな娼館についた。 名前は『night of rounds』 自分の所属しているところと発音は同じ。 まぁ、かけているのだろう。 『knight of rounds』と。 ドアを開けば、店の主人が現れた。 主人と男が話していて。 主人が電話をして、そして。 「こちらへどうぞ、ヴァインベルグ様」 店の主人に案内された。 廊下を進んで、エレベーターを最上階まで上る。 チンと軽い音が鳴ってドアが開かれる。 一本の廊下を真っ直ぐ進む。 左右がガラス張りで。しかしよく見れば左右は水槽になっていて 何匹もの金魚が優雅に泳いでいた。 「美しいでしょう?」 「ええ」 「この部屋だけは特別なんですよ」 やがて着いた大きなドア。 上には 『紅の間』 と銘が打たれている。 主人がドアを開けば、そこには真白い大理石のホール。 でも、誰もいない。 「アーニャめ・・連絡しておいたのに・・」 主人はぎりりと歯ぎしりをした。 俺は地面をぼーっと見ていたが、 やがて一枚の紙が落ちているのに気づく。 『ひとりではいっておいで』 丁寧な字で書かれている。 主人は覗きこんで、驚いた。 「アーニャめ!お客様になんてことを!」 「・・・いや、いいです。俺一人でいきますんで」 「しかし・・」 「行きたいんです、一人で」 「・・・・・わかりました」 主人は渋々部屋を出た。 俺は玄関で用意されていたスリッパに履き替えて 正面のドアを開ける。 中にはソファーやテレビなど一般的な家のようなものがあり、 奥には小さなキッチン。 もう一つ奥にドアがあり、そこ入る。 ちょっとした廊下を進むと、もう一つドアがあった。 そしてそこを開ければ。 「にゃあ」 目の前に見えたのは天蓋付きのキングサイズのベッド。 足元には5匹くらいの猫。 毛色が皆違う。 ゆっくりと進んでベッドを覗けば十五匹ほどの猫が ベッドに乗っていた。 その猫はちらりと俺を見ると にゃーと鳴いて、ベッドから降りていく。 やがて猫に隠れていたものが見えてくる。 真白い毛皮に包まれた 桃色の髪の少女。 ゆっくり瞳を開ければ深紅色のそれが 俺を見た。 俺は何も言葉が出なくなって 固まってしまって(どうしていいかわからない) 彼女はぼーっとした瞳で俺に近づく。 毛皮の合わせ目からちらりとのぞくのは皮膚。 中は裸のようだ。 彼女はゆっくりと俺の前まで四つん這いでやってきて、 ベッドの上で立ち上がって、一言。 「おおきいね」 その言葉に思いだしたように言葉を紡ぐ。 「あ・・ああ」 「一人できたの?」 「君がそう言ったんだろ?」 「怒って帰ると思った。貴方、貴族のお坊ちゃんって聞いたから」 「俺をはめようと思ったのか?」 「怒った?」 「いいや。君、おもしろいね」 「・・そう?」 彼女はふわりと俺に抱きつく。 自動的に毛皮がはらりとベッドに落ちた。 小さな裸の胸に顔を埋められる。 くしゃりと頭を撫でられる。 「・・ごめんね?」 「ん、怒ってないよ」 「・・貴方の事なんて呼んだらいい?ヴァインベルグ様?」 「・・・長いよ。ジノでいい」 「じゃあ、ジノ」 「何?」 「とりあえず、何か飲む?」 その言葉に俺は笑った。 「・・・?」 「アーニャ、この状況でそんなこと聞くんだ?」 「・・・飲みたくない?」 「じゃあ、コーヒー飲みたい」 「わかった、淹れる。そこのソファーに座ってて」 言われたとおりそこに座る。 彼女はコーヒーを淹れて俺に出した。 彼女はココアのようだ。 「コーヒー嫌いなの?」 「・・・うん。苦い」 「・・・アーニャは何歳?」 「15歳」 驚いた。まさかそんな歳とは。 「・・・どうしたの?」 「グロリア一の娼婦で6つから働いてるから、  20はいってると思ってた」 「ふうん・・」 「・・・アーニャは猫が好き?」 「うん。ここの猫、皆好き」 「そっか」 「ジノは猫好き?」 「ああ、好きだよ」 ふわりと微笑んだ少女に心臓が握りつぶされるかと思うくらい ドキリとした。 「よかった。嫌いだったらどうしようと思った」 「あ・・・そっか・・・うん・・」 「ジノ?」 「え、あ、ああ。なんでもないよ」 彼女はずるずると毛皮を引きずりながら座っている俺の前にきた。 ひらりと俺の膝に乗って。 「・・・アーニャ?」 ぺろぺろと俺の唇を舐める。 「・・・ッ!!」 「・・苦い・・コーヒー嫌い」 そのまま至近距離で見つめ合うと、 彼女がゆっくり瞳を閉じたので、 柔らかそうな唇に自分のを重ねた。 やがてそれが舌を絡める激しいものにかわって。 「んっ・・・ふぅ・・・」 唇を重ねながら、彼女は器用に俺の服を脱がしていく。 俺は彼女の腰に腕をまわして。 開いた手で小さな胸元を弄った。 唇を離せば、少女の瞳はいっきに濡れていた。 「・・わたし、一見には身体許さないの」 「・・・そうなの?・・じゃあ」 「・・・ジノは特別」 「・・・ほんと?」 「ジノ、瞳がすごく綺麗。空の色」 「・・・・」 「私、ジノ、気に入った。だから、特別」 彼女はゆっくりと腕を俺の首に絡めた。 耳元でねぶるように囁く。 「ベッド連れてって」 「・・・アーニャの気が変わらないうちに、ね」 俺はそのまま彼女をベッドに運んで 寝台の上で小さな体を貫いた。 それが彼女との出会いで。 出会いは序幕。 ねこの喜劇に踊らされ、 堕ちるは誰だ? 嘯く睦言 素直は何処?