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(勝手にオリキャラ使用) 束縛されるのも悪くない restraints 名家のパーティに行ったのは ジノのせいだった。 以前世話になった軍人(勿論階級はあっちの方が下)が 婚約パーティーに私とジノを招待してくれた。 ジノは何回か仕事を共にしたことがあったから すぐに承諾したが、私は彼と2回しか仕事をしたことがなかったので 断ろうとしたのだが。 「アーニャも行く!  じゃなきゃ俺一人で行かなきゃだめじゃないか」 「一人で行けばいいでしょ」 「女性をエスコートして出席するのは常識だろ」 と駄々をこねられ渋々承諾。 しかし ラウンズが二人も同時に休んでいいのだろうか。 と思いつつ休暇申請すると案外すぐに承諾。 ビスマルクさんはにやりと笑って 許可印を押した。 ジノ・・何を言ったの。 だってこの人、めったに笑わないから。 ともあれ頼まれたからに仕方ない。 パーティなんてめったに行かないから ドレスをどうしようと思ったら、 ジノが用意してくれた。 さすが頼んだだけあって、分かってる。 少しジノに関心して、 当日のパーティ3時間前に準備しようとして 初めてその袋を開けて絶句。 どうしよう、今から買いに行くなんて不可能。 間に合わない。 あの男はこういう趣味なのかと苛々しつつ、 着替えていく。 ドレスに合わせて髪は下ろすことにした。 紅も少し赤目の桃。 マスカラなんて滅多にしないのに。 袋に入っていたデザインが素敵な イヤリングとネックレスを付けて、 黒いヒール。 誰、この女 鏡の中の自分に絶句した。 待機室には既に正装したジノがいて。 「うっわ、エロ!」 煩い、変態。 「それ店の人に大人っぽいのでって選んで貰ったんだけどさ。  うわ・・・アーニャ・・脱がしたい・・!!」 「・・黙って、今すぐ」 発情期の雄犬はしっぽを振りながら 寄ってきた。 喋らなかったら、かっこいいのに。 そのタキシード姿。 言わないけど。 私は深紅のマーメイドドレス。 シンプルなつくりだけど 大きなスリットが入っていて、 すごく恥ずかしい。 胸元もく開いている。 手袋は黒いレースがいやらしい。 綺麗なネックレスとイヤリングが光に反射して 煌めいている。 恥ずかしくて 少し頬が赤らむ。 それを見せたくなくて、俯くと 黒の手袋に包まれた右手をとられる。 手の甲にキス。 フェミニストめ。 「行こうか?」 「・・・・」 黙ったまま手を引かれて 赤のスポーツカーに乗せられた。 今日くらいシックな黒の高級車でもレンタルしたらいいのに。 手を引かれて、パーティー会場に行くと 注目の的になってしまった。 ジノは名家出身だし社交界では知られている。 ・・・その整った顔で。 そんな彼が見知らぬ女(しかも幼い)を連れているのは 珍しいことだったのだろう。 驚いた男の顔がいくつも見えたし。 女には嫉妬の顔が浮かんでいた。 そのまま手を引かれ、主催者に挨拶に行く。 「やぁ、ヴァインベルグ卿、アールストレイム卿」 「こんにちわ。婚約おめでとうございます」 「・・おめでとうございます」 「有難う。君達が一緒に来てくれるなんて嬉しい。  それに」 彼の目が微笑みを浮かべる。 「アールストレイム卿、そのドレスとても似合っていますよ」 「・・あ・・ありがとう」 私はなんだか恥ずかしくて、俯くと ジノが笑いながら話しだした。 「婚約したんじゃなかったんですか?」 「おや、妬いたかね?ヴァインベルグ卿」 「勿論。私の小さな彼女はとても可愛らしくて、気まぐれなので。  奪われたら大変だ」 「ははははは!!君が独占欲の強い男だったとは」 「男なんて皆そんなものですよ」 俯きながら、気づいた。 思わず恥ずかしさが増す。 そういえば自分はこの男と付き合っていたのだった。 「ジノ」 「ん?」 「・・変な事言わないで」 「ほら、貴方がそんな事言われるから、彼女が拗ねてしまったじゃないですか」 「おや、それはそれは。すまないね、アールストレイム卿。  彼を許してやってくれないか」 「な、アーニャ」 ・・・流された。 なんだかジノが私に同伴を頼み込んだ理由が分かってきた。 その後主催者の妻となる人にも祝福を述べ 私達はパーティーに参加した。 最初は二人でおいしい料理に舌鼓をうっていたが 気づけばジノは知り合いを見つけていて 誰かと話していた。 しかも女。 なんだか苛々して。 ・・・・ジノの彼女なんかじゃないのに。 デザートの苺をフォークで刺した瞬間だった。 「アールストレイム卿!」 名前を呼ばれた。 振りかえると男の人。 ・・・・あ。 「アレジオ・ベックス・・・・?」 「そうです!!私の事覚えてますか?」 こくりと頷いた後に。 「・・ここは軍じゃないから。  前みたいにアーニャでいい」 「・・本当に?・・じゃあアーニャ。  本当に久し振りだね」 彼はまだ訓練をしていた時代に 仲良くなった男だった。 当時彼は18だったから今は20そこそこ・・。 ナイトメアの操縦が首席だった私は、 オペレーターの方に進んだ彼とは 訓練していた時に仲良くなったのだった。 「君がナイトオブラウンズなんて・・。出世したね!!  俺なんて全然だよ」 「・・・何をしているの?」 「俺?司令部でオペレーティングの主任してるんだ。  そこの司令部長が今日の」 「主催者」 「そう。君はどうしてここに?」 「・・前に何度か一緒に戦闘した事があって」 「そうか。でも本当に久しぶりだね。  あの時代は君もまだほんの小さな女の子だったのに。  随分大人びたね」 「・・・そう?」 「うん・・。そのドレス・・すごく綺麗」 そう言って手をとられた。 なんだか顔が熱い。 ・・彼はこういう男だっただろうか。 記憶を思い返してみても こんな風じゃなかったはずなのだが。 手を彼の唇まで寄せられた。 彼の体温が触れた瞬間 少し気落ち悪くて震えた。 「・・ね。二人でこれから抜けない?」 「え・・」 「見るところ一人みたいだし・・。  昔話でもしようよ」 「でも・・私・・・」 そう言った瞬間横から白の手袋に包まれた手が 彼の手首を握って、 私の手を彼の手から取った。 「・・失礼ですが、彼女は私の連れなんで」 「ジノ」 「アーニャ、知り合い?」 私はこっくりと頷いて、 アレジオの方を向く。 「ごめんなさい。  今日は・・・彼と一緒に来たから」 「そうか。またいつか会えたら一緒に話そう」 「・・・」 アレジオは笑って 一瞬ジノの方を見て 手を振って人ごみに紛れた。 なんだか彼を睨んだようだった。 「・・・ジノ?」 ジノは私の手を握って どこかへ連れていく。 私は引っ張られる。 彼の強い力で。 連れて行かれたのは外の人がいない小さな噴水。 薔薇が綺麗に咲いている。 「ジノ痛い」 そういうとそこで手は離された。 が そのまま抱きしめられた。 ふんわりと甘い香水の匂い。 「ジノ」 「アーニャいないから・・・心配しただろ?  しかも変な男と喋ってるし。  おまけに連れていかれそうになってたし」 「・・別に変な男じゃ・・」 「お前は俺のものなんだから」 さらりと言われた恥ずかしい言葉に俯く。 「でも」 「ん?」 「ジノだって・・・知らない女の人と話してた」 「・・・仕方ないだろ。向こうがしつこく話しかけてくるんだから」 「・・・じゃあジノもずるい」 「え?」 「私がジノのものなら」 「ジノだって私のもの」 そういって見上げる。 勿論睨みつけながら。 が 「なぁ」 「・・・なに」 「妬いてくれてるの、それ?」 「・・・・ッ!!」 言われて気づいた。 恥ずかしい。 さっき私はなんて恥ずかしい事を言ったのだろうか。 思わず、彼の手を振りはらって 駈け出して行こうとしたのに。 また背中から抱き締められる。 下ろした髪を割って彼を唇が首筋に当たった瞬間 どくりと心臓が脈を打って。 吸いついた唇からチリっと軽い痛み。 その痛みの場所に鬱血痕が残されているであろうことを 予想してまだ顔が熱くなる。 「アーニャが俺のもののしるし」 腕にまた力が入って拘束される。 「ね、アーニャ」 「・・・」 「帰ろう?」 「・・・・・」 彼の左手がスリットから優しく侵入して 太股をゆっくり撫で上げる。 その行為におもわずびくりと震える。 思わず息を飲む。 「もう、こんな」 「えっちなカッコのアーニャは誰にも見せてあげないから」 「アーニャにしっかり教えてあげる」 「アーニャが俺の彼女だってこと」 『そのカラダに』 そう耳元で囁かれて、耳に甘噛み。 舌を差し込まれて、腰が砕けた。 だけどわたしは そのあまいこうそくから ぬけだすすべをしらなくて こんやもかれのしたでなみだをながす あまいやさしさでかれにしばられていくの 翌日、訓練前のロッカールームで 「・・・・ジノ」 「ん、どした?スザク」 「・・・昨日はどうもお盛んだったようで」 「え・・あ、これ?」 真っ赤な印 「ああ、俺の彼女、独占欲すごく強いから」