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ねぇかみさま せかいはどうしてこんなにはいいろなんでしょう blue bird ふかいふかいうみのゆめをみました。 「海?」 はい 「・・・どんな夢?」 ふかいふかいうみにしずみました さかないっぴきいない ふかいふかいうみ しずかなうみ こえもひかりもない むのせかい 「あなたはそこでどうしたんですか?」 ・・・わたしは やがていきができなくなりました 『ああ しぬんだな』 そうおもってめをつむればくるしくなかったから 「あなたは死んだのですか?」 いいえ、たぶんねむっていたんだとおもいます めがさめたら やっぱりふかいうみの かいていで すなのおふとんでねむっていました 「それで・・?」 いきぐるしさはやっぱりつづいてたので はやくしにたいなっておもってました でも 「でも?」 うみのなかなのに まっさおなとりがいったんです 「・・・青い鳥・・?」 つかもうとしたら うみのなかをはばたいていくから あたしはつかまえたくて ゆっくりからだをうごかしました およいでいると けっこうからだはうごいて だんだんからだがうかんできました あしをばたばたさせて みなもがゆれてるのがみえました かいめんにでたら いちめんのそうげんでした 「・・・草原?海だったのに?」 はい あたしもふしぎにおもったんです でもそらにあのあおいとりがいて あおいそらがあって みどりのそうげんだったんです でも 「でも」 たいようがなかった 「・・・?」 あかるくてきれいなせかいなのに たいようがなかったんです だからきれいだったのはいっしゅんで そらもくさもみんなはいいろになりました でもあおいとりだけはあおいままで あたしはどうしたらいいかわからなくて とりあえずそのばにすわったんです そうしたら 「・・・・そうしたら?」 うたがきこえてきたんです 「歌?」 ええ おばあちゃんがずっとむかしにわたしにおしえてくれた こもりうた そしたらあおいとりは うたのするほうへとんでいったので わたしもおいかけることにしたんです しばらくはしるととりをみうしなって こえもきこえなくなって どうしようっておもったら かたをたたかれて まっしろなはなをさしだされました 「それは誰が?」 わからないです かおはひかりでみえなかったから さしだされたはなをもつての てくびにあおいとりがとまってました はなをもったひとはいうんです 『おまえのためだけにうたうから』 『おまえだけのたいようになってあげるから』 『いきてくれ』 「・・・・・・」 あたしはそのことばに くびをふりました しなせて もうたいようのないせかいにいたくないの でもはなのひとはいうんです 『おれのたいようはおまえだから』 『なにをうしなっても おまえだけは』 『うしないたくないんだ』 そのことばにあおいとりがなきだしたんです しらないけれど かなしいせんりつをうたいだしたんです あたしはしせんをあげました はなのひとはないてました 「・・・顔が見えないのに?」 はい ないてるんだとおもったのかもしれません 「それで・・?」 そうげんのようなふかいふかいみどりいろのひとでした あたし たぶん あのときわかったんっです ああ このせかいのどこかであなたはないてるんだね  って あたしはさしだされたはなをうけとりました するとあおいとりはわたしのかおめがけてとんできて ぶつかるとおもってめをつむったんです 「目を覚ますと、ベッドで寝ていました」 「・・・長い夢を見ていたんですね」 「はい」 「・・・今日はこれくらいにしましょうか」 「・・・はい、毎日有難う御座います」 「・・心理的な治療も治療の一つですから。  あなたは心の傷の方が肉体よりずっとひどいから。  ゆっくり癒していきましょう」 「・・・はい。有難う御座いました。卯ノ花隊長」 黒髪の目の下のくまができた少女は 白い羽織の黒髪の女に頭をさげると 部屋から出ていきました。 白い羽織の女は 髪に何かを書き留めて、 その帳面を閉じました。 彼女が窓から空を見ると 真白い雲が浮かんだ 蒼い蒼い空が見えました。 「よかったですね、日番谷隊長」 「貴方の声は彼女に届いてましたよ」 どこかで青い鳥が鳴いた気がした。